はじめてのSplunk ― 概要から応用までを体系的に学ぶ

1-1 Splunkとは何か

1. Splunk®とは

Splunk(スプランク)とは、一言で説明すると「高機能なログ管理ソフトウェア」です。 サーバーやネットワーク機器、アプリケーションなどが出力するログを中心とした テキストデータを取り込んで保管し、必要に応じてフィルタリングや加工を行い、 検索したり、グラフや図を並べたダッシュボードとして表示したりできます。

取り込んだテキストデータは、キーワードや条件を指定して検索できます。 件数の集計やグラフ化も行えます。ログは一般に時刻情報を含むテキストの集まりであり、 Splunkはこれを保管したうえで検索・集計・可視化の対象とします。 またログに限らず、あらゆるテキストデータを収集し、サーチして可視化できることがSpluniの特徴です。

2. Splunkの強み

Splunkの強みは、ベンダーフリー(特定メーカーに依存しない)であり、あらゆる種類のテキストデータを一括で扱うことができる点です。 Windows・Linuxといったサーバー、各社のファイアウォールやルーター、 クラウドサービス、業務アプリケーションなど、出力元がバラバラな製品のログであっても、 Splunkはまとめて収集することができます。

集めたデータは横断的に検索でき、1つの画面にまとめて表示できます。 出力元ごとに別々のツールで見ていたログを、Splunkという1つの基盤の上で検索・表示できることも、Splunkの持つ強みと言えるでしょう。

3. Splunkで扱えるデータの種類

Splunkで扱えるデータは、あくまでテキストデータです。 CSV、XML、JSON、syslog、サーバー・アプリケーションログなど、 文字列として認識されるデータが対象になります。

特にSplunkは、プレーンテキストで出力されたログなど、フォーマットが定まっていない非構造化データの解析に強みを持っています。 DBに格納されたレコードなど、構造化されたデータも扱うことも可能です。 構造化データと非構造化データが両方存在し、かつその数も量も多種多様となるログ管理・ログ分析という分野は、Splunkの強みを最も活かせる分野だと言えます。

一方で、動画・音声・画像・バイナリファイルなどは基本的に対象外です。 テキストとして読めないデータは扱えませんので、その点は注意してください。

区分 Splunkの対応可否
構造化テキストデータ CSV、XML、JSONなど 〇:対応可
非構造化テキストデータ Syslog、WebサーバーやDBサーバーのエラーログなど 〇:対応可
テキスト以外のデータ 動画、音声、画像、バイナリなど ×:対応不可

4. まとめ

  • Splunkは「高機能なログ管理ソフトウェア」である
  • テキストデータを保管し、検索・加工・可視化できる
  • ベンダーフリーであり、テキストデータであれば何でも横断的に扱えることが強み
  • ログ管理・ログ分析は、構造化/非構造化テキストデータに同時に対応する必要があり、Splunkの強みがもっとも活かせる分野
  • ただし、動画・音声・バイナリなどは基本的に対象外