1. イベントタイプとは
イベントタイプ(Event Type)とは、 よく使うサーチ条件に名前を付けて再利用する仕組みです。 毎回同じ条件を書く代わりに、その条件をひとつの名前で呼び出せるようになります。
たとえば「サーバーエラー(ステータス500番台)」を頻繁に調べるなら、
status>=500という条件にweb_errorという名前を付けておきます。
以後はeventtype=web_errorと書くだけで、同じ条件のイベントを取り出せます。
index=web eventtype=web_error | stats count by host
イベントタイプは、検索そのものを名前にした「ショートカット」だと考えると分かりやすいでしょう。 条件が長く複雑になるほど、名前で呼べる利点が大きくなります。
サーチ結果から「Save As > Event Type」で保存するか、 「設定 > イベントタイプ」から条件と名前を登録します。
2. タグとは
タグ(Tag)は、フィールド値やイベントタイプにラベルを付ける仕組みです。 イベントタイプが「条件に名前を付ける」ものであるのに対し、 タグは「複数のものに共通のラベルを貼る」もの、とイメージするとよいでしょう。
たとえば、web_error(Webのエラー)やdb_error(DBのエラー)といった
複数のエラー系イベントタイプに、まとめてerrorというタグを付けられます。
index=* tag=error | stats count by sourcetype
こう書くと、errorタグが付いたイベントをデータ源をまたいで横断的に検索できます。
個々の条件やイベントタイプ名を覚えていなくても、tag=errorのひとことで
「あらゆるエラー」を一度に呼び出せるわけです。
3. 分類・正規化への活用
イベントタイプとタグを組み合わせると、バラバラなログに共通の分類を与えられます。
| 仕組み | 何をするか | 呼び出し方 |
|---|---|---|
| イベントタイプ | サーチ条件に名前を付ける | eventtype=web_error |
| タグ | 値やイベントタイプにラベルを付ける | tag=error |
たとえば、認証失敗を表すさまざまなログにauthenticationとfailureのタグを付けておけば、
tag=authentication tag=failureで製品を問わず失敗ログを集約できます。
これは前節で触れたCIM正規化とも相性がよく、データの分類・正規化の土台になります。
イベントタイプやタグも恒久的な設定であり、権限(Private/App/Global)で 共有範囲を管理します。チームで共通の分類として使うにはApp以上に共有します。
4. まとめ
- イベントタイプはよく使うサーチ条件に名前を付けて再利用する仕組み
eventtype=web_errorのように名前で条件を呼び出せる- タグはフィールド値やイベントタイプにラベルを付ける仕組み
tag=errorで複数の対象を横断的に検索でき、データの分類・正規化に役立つ