はじめてのSplunk ― 概要から応用までを体系的に学ぶ

2-8 Splunk Appとは

第2章の最後に、Splunkの機能を拡張する仕組みである Splunk Appを説明します。Appは、Splunkが様々な製品のログに 対応できる仕組みの1つです。

1. Splunk App/Add-onとは

Splunk AppおよびAdd-onとは、ひとことで言えば Splunk環境を構成する設定ファイルをまとめたものです。 特定の目的に合わせた設定 ―― たとえばデータの取り込み方、フィールドの抽出ルール、 サーチ、ダッシュボードなど ―― を1つのパッケージとしてまとめ、Splunkに追加できます。

大まかには、ダッシュボードや画面といった見た目・機能を提供するものを App、データの取り込みやフィールド抽出といった裏方の設定を 提供するものをAdd-onと呼ぶ傾向があります。いずれも、 Splunkに導入するだけで対応する製品やデータへの設定が整うため、 一から設定を書く手間を省けます。

2. Splunkbase ― Appの公開プラットフォーム

こうしたAppやAdd-onが数多く公開されているのが、 Splunkbase(スプランクベース)です。Splunkbaseは、 Splunk社・Splunkパートナー・個人開発者などが開発したSplunk Appを 公開・入手できるプラットフォームです。

多くのAppは無償で入手でき、代表的なログソースや製品に対応したものが揃っています。 目的に合うAppをSplunkbaseから探して導入すれば、対応済みの設定をすぐに利用できます。

Splunkbaseはこちらから利用できます: https://splunkbase.splunk.com/

3. カスタムAppの開発

既存のAppを使うだけでなく、自分でAppを開発することも可能です。 自作したAppは、自身のSplunk環境に導入して利用できるほか、 Splunkbase上で公開して他の利用者に使ってもらうこともできます。

自社独自のログ形式にフィールド抽出を合わせたい、業務に特化したダッシュボードを パッケージ化して配布したい、といった場合にカスタムAppが役立ちます。 開発に関する情報は、Splunkの開発者向けサイトにまとまっています。

カスタムApp開発の情報はこちら: https://dev.splunk.com/

4. まとめ

  • Splunk App/Add-onは、Splunk環境を構成する設定ファイルをまとめたもの
  • Splunkbaseは、Splunk・パートナー・個人開発者が開発したAppを公開するプラットフォーム
  • Appを導入すれば、対応する製品やデータへの設定を素早く整えられる
  • 自作のカスタムAppを開発し、自環境での利用やSplunkbaseでの公開ができる