はじめてのSplunk ― 概要から応用までを体系的に学ぶ

1-4 トライアル版/無償版とチュートリアル

1. Splunkのトライアル版/無償版ライセンス

Splunkには、いくつかのトライアル版/無償版ライセンスが用意されています。 Splunkは、ログ管理・ログ分析に利用可能な製品ではありますが、特定の用途に依存しないプラットフォーム製品であるため、実際に利用してみることによって、新しい使い方をユーザー自身が発見できることも多い製品です。

Splunk EnterpriseとSplunk Cloudで、それぞれ以下のようにトライアル版/無償版ライセンスが用意されています。 本ガイドでも、後にて実際に操作をして理解するための章を用意していますので、興味が湧いた方は試してみてください。

また利用にあたっては、Splunk公式サイトでSplunkアカウントを作成する必要があります。 以下よりSplunkアカウントの作成が可能です。無償で作成可能です。 https://www.splunk.com/ja_jp/form/sign-up.html

トライアル版/無償版などの仕様や条件は、Splunk/Cisco社によって決定されるものであり、本サイトではこれらの正確性や正当性は保証できません。 正確な仕様や条件についてはSplunk公式サイトやドキュメントにて確認してください。

2. Splunk Enterpriseのトライアル版と無償版

オンプレミス版のSplunk Enterpriseには、トライアルライセンスと無償ライセンス(フリーライセンス)の二種類があります。

  • トライアルライセンス(60日間)

Splunk Enterpriseのほぼすべての機能を60日間フルに試せるライセンスです。一日のデータ取り込み量が500MB/dayとなっていること以外は商用版と同じ機能が使えます。

  • フリーライセンス(期限なし)

こちらは永続的に利用できる代わりに、一部機能に制限がかかるライセンスです。

この2つは連動しており、60日間のトライアル期限が切れると、自動的にフリーライセンスに切り替わります。 つまり、期限が過ぎてもインストールしたSplunkがまったく使えなくなるわけではなく、機能制限付きのフリーライセンスとして学習を続けられます。

こちらのライセンスを利用する場合は、自分自身でサーバーを用意し、インストール作業を実施する必要があります。 ただし、トライアルライセンスの期限が切れた後もフリーライセンスで利用を継続することができます。 またSplunkに投入したデータの取り扱いなどを自分でコントロールすることが可能です。

(ただしフリーライセンスには機能制限があるので、あらかじめフリーライセンスを利用して使い続ける予定であればそれら機能制限を許容できるか確認しておいたほうがよいでしょう)

3. Splunk Cloudのトライアル版

SaaS版のSplunk Cloudには、14日間利用できるトライアル版があります。 サーバーの構築が不要なため、申し込めばすぐにブラウザからSplunkを操作することができます。

トライアルには1アカウントあたりの申し込み上限回数がありますが、その範囲内であれば複数回トライアルを申し込むことも可能です。 (筆者が試したときは3回程度まで申し込めました) 14日で試しきれなかった場合でも、上限内で再度申し込みすればインスタンスは新しくなりますが再学習することは可能です。

4. 公式チュートリアルで学ぶ

Splunkには、トライアル版の他、Splunkが提供する公式チュートリアルも用意されています。 トライアル版にサンプルデータを投入し、チュートリアルに沿って操作することで、サーチやダッシュボード作成の基本を学習することができます。

サーチチュートリアル

https://help.splunk.com/en/splunk-enterprise/search/search-tutorial/10.4/introduction/about-the-search-tutorial

GUIを使ってサンプルデータをアップロードし、基本的なサーチを実行したりダッシュボードを作成することができます。

ダッシュボードチュートリアル

https://help.splunk.com/en/splunk-enterprise/create-dashboards-and-reports/dashboard-studio/10.4/dashboard-studio-tutorial/about-the-splunk-dashboard-studio-tutorial

Dashboard Studioを使ったダッシュボード作成の手順を学べます。

いずれも英語のドキュメントですが、画面と手順を追いながら進められる構成になっています。 本ガイドで基礎を押さえたうえで併用すると、理解がより深まります。

5. [補足]Splunk Observability Cloudの無料版

コア製品であるSplunk Enterprise/Splunk Cloudとは別に、Splunk Observability Cloudにも無償版(Free Edition)が用意されています。 Splunk Observability Cloud Free Editionでは、15ホストまでのサーバーを管理対象とすることができます。 利用期間は無期限です。

Splunk Observability Cloudは、オブザーバビリティ製品であるため本サイトでは詳細を控えますが、興味がある方は試してみてもいいでしょう。

6. まとめ

  • Splunkには、無償で試せるトライアル版・無償版がある(Splunkアカウントの作成は必要)
  • Splunk Enterpriseには、60日間のトライアルライセンスと、永続だが機能制限付きのフリーライセンスがある(トライアル期限が切れると無償ライセンスへ切り替わる)
  • Splunk Cloudには、14日間のトライアル版がある
  • 公式のサーチ/ダッシュボードチュートリアルも用意されている